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個人投資家向けオンライン会社説明会 質疑応答

個人投資家向けオンライン会社説明会 質疑応答要旨

個人投資家向けオンライン会社説明会 質疑応答要旨

※以下は質疑応答の内容を要約したものです。
【質問1】
生成AIの発展は、メイン事業であるサイト内検索等にとって「向かい風」と「追い風」のどちらでしょうか?
【回答】
当社としては、生成AIの発展は非常に強力な「追い風」であると考えております。当社はサイト内検索だけでなく、FAQシステムなどの法人向けSaaSを幅広く展開しております。生成AI単体では補いきれない機能を当社のSaaSは備えており、これにコンサルティング、レポート、分析といった付加価値サービスを掛け合わせることで、生成AIは強力な「武器」となります 。現在は、既存のシステムと生成AIを組み合わせ、より大きな価値を提供できるサービス開発を各所で進めております。
【質問2】
多角的にビジネスを展開されていますが、現在のメインビジネスは何でしょうか?
【回答】
メインは「DX事業」です。DX事業は当社の祖業であり、現在も売上・利益の半分以上を占める主軸事業です。日本のDX化は世界に比べて遅れており、未だ多くのアナログな業務が残っているため、今後も高い成長ポテンシャルがあると考えております。当社は「システム」「人」「AI」の共存と組み合わせこそが新たなバリューを生むという考えのもと、この領域に注力してまいります。
【質問3】
今後のM&A戦略について教えてください。
【回答】
中期経営計画に基づき、今後3年間も積極的にM&Aを継続してまいります。当社はこれまで30社以上のM&A実績を持つ企業です。事業構造改革の時期を経て、現在は再び成長の入り口に立っており、すでに具体的な案件も動いております。対象領域としては、主力事業に関連する「DX」「人材」「TCG(トレーディングカードゲーム)」といったセグメントとのシナジーが見込める企業を中心に検討を進めております。
【質問4】
ROIC(投下資本利益率)や資本コストに関する現状と目標、具体的な達成策を教えてください。
【回答】
前期(2025年6月期)のROIC実績は5.1%(Non-GAAP実質では3.8%)であり、今期(2026年6月期)は中期経営計画で掲げている5.0%以上の達成を目指しております。目標達成に向けた具体的な取り組みは以下の通りです。
・各事業戦略の遂行による中計2028の数値目標達成
・運転資金の見直しによる資本効率向上
・政策保有株式の縮減や株主還元による非事業資産の圧縮
・自己株式の取得による自己資本の圧縮
・余剰現預金を活用した有利子負債の返済による投下資本の圧縮
・余剰現預金を活用したM&Aや積極的な先行投資
【質問5】
SaaS市場がレッドオーシャン化する中で、価格競争に巻き込まれる懸念はありませんか?
【回答】
当社が提供しているのは、単一機能のSaaSではなく、顧客の業務フローに深く入り込む「業務特化型SaaS」です。AI単体では代替しにくい領域であり、さらにシステムに「人の運用」「コンサルティング」「分析」を組み合わせた「BPaaSモデル」を強化しています。デジタルとアナログを融合させ、生成AIを武器として加えることで、単純な価格競争には陥らない独自の勝ち筋を磨き込んでまいります。
【質問6】
事業内容が多岐にわたり「分かりにくさ」を感じますが、その狙いは何でしょうか?
【回答】
外部環境の変化が激しい現代において、単一事業のみで価値を生み続けるのはリスクが高いと考えているためです。当社は「DX」「人材」「TCG」「インキュベーション」の4つのセグメントを柱とすることで、経営の安定と成長の両立を図っています。これらはバラバラに存在するのではなく、各事業が「共創」の精神で連携し、シナジーを創出することで「価値創造」という核となる目的を追求しています。柱を一本ずつ太くしていくことが、結果として株主の皆様への長期的な還元に繋がると確信しております。